上顎洞癌


癌などの悪性腫瘍による鼻血も起こる可能性があり、その中でも比較的多いのは上顎洞癌です。上顎洞は上顎の奥歯の上にある骨の空洞部分で鼻腔の両側に存在し、この空洞部分は鼻腔に繋がり鼻柱骨の所で左右に分かれます。上顎癌の特徴は鼻腔の両側にある上顎洞の片側に発生し、片方の鼻から出血が見られます。鼻をかんだ際などに血が混じるということが続き身体がだるく、顔色が悪くなって吐き気があり頻繁に鼻血が止まらなくなります。さらに鼻だけでなく目や歯に近いので視力低下や歯痛など様々な症状が出てくることもあります。

ただ初期症状はほとんど無く発見される事は少ないので、症状が出て自覚がある時は周囲組織への浸潤している可能性が高いです。上顎癌の場合、高確率で蓄膿症である事がわかっています。

上顎洞癌は50~60歳代が最も多く発病しやすく、上顎がんは発見されたときは症状が進行している場合が多いので広範囲の外科切除が必要となりますが、顎や鼻の周辺には目や脳等重要な器官が多く手術は大変困難です。また女性の場合、顔面形態が変化する事に抵抗がある人が多く存在します。悪性腫瘍の除去だけでなく顔面形態や視機能の保存などのファクターをクリアする事も重要です。以前は患部側の上顎を切除したり、眼球を摘出もありましたが最近は放射線療法、化学療法、腫瘍減量手術などを併用し上顎を温存するような治療がされています。

以前に比べ発生頻度は減少していますが、片側から頻繁な鼻血に加え視力低下や頭痛、歯痛が起きる場合は一度病院で検査した方がよいでしょう。


スポンサードリンク

引っ越し業者 ランキング

ページのトップへ戻る